読む前に、この作品にはオリキャラでてきます。「オリキャラ×ティアナ」風味です
ティアナが激しくキャラ崩壊していると思われます
オリキャラが苦手な人やティアナは○○とじゃないとかダメって方は回れ右をする方向で

それ以外は、誤字脱字・表現の曖昧さ・文章のつながらなさを寛大な心で許せる方と「そんなもん、脳内変換してやるよ!」って方はどうぞ〜






















「X'mas」





















12月24日 機動六課宿舎にて

今日は六課のメンバーにユーノ・アリス・アルフを交えてのクリスマスパーティーらしい
俺はクリスマスがどういったもんかしらねえが、なのは達地球組曰く、皆で楽しく過ごしたり・恋人と過ごすものらしい



切っ掛けは一週間前、食堂でいつものメンバーでメシを食っていたときに突然はやてが「12月24日はクリスマスやから、みんなで楽しくすごさへん?」の発言になのは・フェイトの両隊長が賛同したため
行われることになった……っと話が逸れたな


まあ、いろいろあったが今はこうして無事にパーティーが行われて皆楽しい一時は満喫している



部屋の隅の壁によりかかり周りを見渡すユウキ




まず、目に付いたのはエリオ・キャロ・ヴィヴィオの年少組
三人で仲良くケーキを食べながら談笑してるようだ
この日を楽しみにしてたエリオとキャロの二人は、前日からソワソワしてミスを連発していた
三人に「兄」と呼ばれる俺としても三人が楽しそうに過ごしているのが嬉しい

<プレゼントも喜んでくれたしな>

(ああ)
念話で話しかける狼牙に応えるユウキ

ちなみにプレゼントの内容はエリオとキャロにはおそろいのブレスレット。ヴィヴィオには絵本とお菓子の詰め合わせをプレゼントしている



次に目についたのは八神家・グリフィス・スバル・ギンガ

スバルとヴィータは大食い対決染みたことをやって辺りに料理食い散らかしたせいで、ギンガにお説教されていてその横では
はやては酔っているのかそれとも酔ったふりをしているのか定かではないがグリフィスに絡んでいる

(まあ、お互い好き同士なんだ……問題ないな)

そんなやり取りを少し離れたところから見守るシグナム・シャマル・リイン

「……止めろよお前ら」と思いながらも次に目を向ける


ちなみにザフィーラはアルフと人間形態でいちゃついてるので完全無視





お次は……、ヴァイスは相変わらずだな

ヴァイスはアルトとの関係をシャーリーとルキノに質問攻めにあっている

<おっ、逃げた……って捕まるの速いな、おい>
などと突っ込む狼牙

「……よく飽きないなアイツら」とぼやきながら 次のグループに目をやる




次はアリス・ティアナか……珍し、くはないか

なんかアリスとティアナが仲良く談笑を楽しんでるように見えるが……

<ティアナのヤツ顔真っ赤だぞ……>

「なんか嫌な予感しかしないから、気づかれる前に視線を外すか」


後はユーノ・なのは・フェイト、ってこの三人ならまず間違いなく一緒にいるな
などと目だけで探していると


……やはりと言うか


……なんと言うか




<……見なかったことにするか>

「相変わらず、甘ったるい空気出してるな」
げんなりしながら言葉を交わすユウキと狼牙


<あれでまだ付き合ってないってどうなんだ?>

「……さあな」

<えらい反応薄いな>

「人の色恋沙汰に興味ない」

<相変わらずだねえ>



などとやりとりしていると……


(―ッ!)

(気が付いたか? ユウキ)

(ああ。 今日だけは特別だ……。 いくぞ狼牙)

(了解だ。 しかし損な役回りだな)

(……別に。 警報機やらなんやらにハッキングして俺らだけに分かるようにしといてよかったぜ)

連中が……特にエリオ達が楽しみにしてたんだ。
邪魔なんてさせるかよ、ガラクタどもが!
静かに怒りを燃やしながら誰にも気づかれないように部屋を出て行くユウキ








「ここらならいいだろ。狼「なにがいいのかしら?」…ッ!!」


宿舎から少し離れた場所で狼牙を起動させようとしたユウキに、突然声がかかり慌てて振り向くと
そこには、



「ティアナ! なんでここに」

「あんたがこっそり出て行くのが見えて、何かあると思ったからよ」

「なんもねえよ。 ただの散「嘘ね」歩…って聞けよ」
話を聞こうとしないティアナに若干呆れながら言うユウキ

「大方、六課のシステムにハッキング掛けて何かあったら自分達だけでどうにかしようってとこでしょ?」
心なしか怒っているような声で…いや怒った声で問い詰めるティアナ

<おお。 正解!>

「っておい。 狼牙!」

「ふ〜ん、やっぱり。 なんで私に言わなかったのよ」
さらに怒った様子でユウキに迫るティアナ

「な、なんでって……おまえだって楽しみにしてただろ?」
ティアナの迫力に負け言い訳するユウキ

「そうよ。 でもね皆がいても…そこにアンタがいなきゃ意味ないのよ///」
顔を真っ赤にしながら嬉しいことを言ってくれるティアナに、つい頬が緩むユウキ


「わるかった。 一緒にきてくれるか?」

「当然よ」


そんなやり取りをしながらデバイスを起動させる二人
そして


「いくぞ! ティアナ」

「ええ「よっと!」って、ちょっとおおおおおお」

「なんだよ?」

「なんだよじゃないわよ。 なんでこんな格好!///」


こんな格好とは、ユウキがティアナを横抱きにした状態である
言うところのお姫様抱っこだ


「これで飛んでった方が速いだろ?」

「そうかもしれないけど……恥ずかしいわよ///」
嬉しいけどやっぱり恥ずかしいものは恥ずかしいティアナは呟くが……


「いいから。 いくぞ!!」
ティアナにお構いなしに飛行魔法を発動させるユウキ






〜割合〜





出現したガジェットを一掃して帰ってきて宿舎に向けて歩いている二人



「やれやれ。 こりゃパーティー終わってるな」

「そうね。 皆にばれてないといいけど……」

「それ…どっちのことだ?」
二人が付き合ってることか・抜け出したことのどちらのことか訊ねるユウキ

「両方よ」


ユウキと腕を組んで歩いているティアナ


「まあ、俺は別にかまわねえけどな」

「……なんでよ?」
若干不満げに聞くティアナだが次のユウキの発言により、その不満は一気に吹き飛ぶ

「なんでって、こうやってお前といるからな」

「はう!」
小さく呻きながら「ボン!」と聞こえるくらい盛大に顔を赤く染める
そんなティアナにお構いなしにユウキは


「っと、そういやティアナに渡してなかったな」

「な、何を?」

「ん、プレゼント」
そう言いながらプレゼント用にラッピングされた小箱を渡すユウキ


「開けてもいい?」
プレゼントを受け取ったティアナは笑顔でユウキに訊ねる


「ああ」

「それじゃ、開けるわね♪」
ラッピングを取り小箱を開ける


「ッ! ……これって///」

「欲しかったんだろ。 それ?」

「ありがとう。 ユウキ」
お礼の言葉共にユウキに抱きつくティアナ


「お、おい! ティアナ///」
恋人の突然の行動に慌てるユウキだが


「〜〜♪ ユウキ大好き!」
そんなことを言われたら何もいえなくなるのは「惚れた弱みかな……」などと想いながら
ティアナを抱きしめるユウキ



しばらく抱きしめていたユウキが右手でティアナの頬を軽く擦る
それが合図になったのか

目を瞑りユウキの方へ顔を――唇を近づけるティアナ




そして 



二人の唇があと一cmで重なろうとしたところで






物陰から

「はやて。 押さないで」

「そうでだよ。 二人に気づかれちゃうよ」

「なのはちゃん・フェイトちゃんずるいで!」


などと聞こえてくる……
耳を澄ませば更に

「「ユーノさん、止めないんですか?」」

「ああなった三人はボクじゃ止められないよ。 エリオ・キャロ」

「……ティ、ティアが///」




「まったく……そこのお前ら!でてこい!!」

「え?」
ユウキの突然の叫びに疑問符を浮かべるティアナはユウキの向いているに目を向け唖然とする

そこにいたのはユーノ・なのは・フェイト・はやて・スバル・エリオ・キャロで全員顔を赤らめて目をあわそうとせず目を泳がせている


そんな様子に二人は


「まったく何処から見てた?」
と呆れながら聞くユウキ
それと対照的にティアナは

「ど、どこから、み、みみ見てたの///」
羞恥からか耳まで赤くして問い詰める


代表してユーノが応える

「ええっと、その…ユウキがティアナさんにプレゼントを渡したところ……かな?」
その言葉に残りの全員がすごい勢いで首を縦に振る


そして捜査官としての実力なのか関西人の血なのか分からないがいち早く落ち着きを取り戻したはやてが二人をからかう


「いや〜。 にしても二人はラブラヴやな〜」

「え?」

「え?ってティアナ……自分が何してるか見てみ」

「なにって……ッ!!」

「え、えっと、これは、その〜なんていいますか。 その〜///」
はやてに言われユウキに抱きついたままなのを思い出したティアナは慌てて離れ言い訳を始めるが


「「兄さん(お兄ちゃん)とティアナさん、付き合ってたんですね」」

「よかったね! ティア」

「……あう〜」
エリオ・キャロ・スバルの言葉に俯くティアナ


なのはとフェイトは


「「……いいな〜ティアナ。 わたしもユーノ(くん)と///」」
自分とユーノが同じ事をしているところでも想像したのか再び真っ赤になるふたり



「なんで言わなかったの? ユウキ」

「ん? 誰にも聞かれなかったからな」
ユーノの問いにしれっと答えるユウキ


「……なるほど、君らしいよ。 それより助けないの?」
ティアナ達のほうを指差すユーノ
視線を向けるとユーノ以外の全員から質問攻めにあってるティアナがいた

「やれやれ、助けに行くか……それはそうとユーノ」
ティアナを助けに行きながらユーノに声をかける

「なに?」

「お前もはやいとこ決めろよ」
ユーノのほうに振り向きニヤリと笑うユウキにユーノは「何を?」とは問わず

「ああ、わかってるよ」

「なら、いい」とだけ答えユーノに背を向ける


(どうやって助ける気だ?)

(ああ、物事はスマートに……な)
狼牙の問いに不敵に笑いながら、最愛の恋人を助けに行く













FIN






















〜おまけ〜



「ティアナ」
はやて達に質問攻めにあっているティアナの後ろから声をかけるユウキ


「あっ! ユウキちょうどいいところに――んっ!///」
助けが来たと心の中で喜びながら振り向くとユウキからの不意打ちを喰らうティアナ


数瞬、周りの時がとまったかのような静寂に包まれそのまま二人だけの世界に突入する……






















終われえええええええええ!




あとがきかな?




夜魔斗「どんなでしょうか? 読んでくださった方は感想やらご意見くだされば励みになります」

夜魔斗「これ、クリスマス関係なくね?って突っ込みはなしで!」

ユウキ「いや。 これ読むのサイモンさんだけだろ?」

夜魔斗「だね〜。これを晒すも心の中に閉まっとくのもサイモンさんのお任せだから」

ティアナ「じゃあ、意味ないんじゃないこれ?」

夜魔斗「いいんだよ。 俺が書きたいだけなんだから」

ティアナ「ソレは置いておいて、ユウキからのプレゼントが表記されてないけど?」

夜魔斗「それはワザと! 読んだ人の分だけ答えがある!! 決していいものが浮かばなかったわけではない」

ユウキ「そんな力説せんでも……不意打ちについても明確に書いてないな」

夜魔斗「なに? そんなにはっきりかいてほしかった?(ニヤニヤ」

ティアナ「いい! 恥ずかしいからいい///」

ユウキ「でもよ、夜魔斗」

夜魔斗「なに? ユウキ」(また嫌な予感がする……)

ユウキ「お前が書きたいものって俺とユーノの話じゃなかったのか?」

ティアナ「そうよね。 ユーノさんそんなに出てないわねこれ」


グッサアアアアアアアアアアアアア!!


……バタッ

ティアナ「……倒れたわね」

夜魔斗「分かってるよ。 そうだよ、書きたいよ……でも!」

ユウキ&ティアナ「「でも?」」

夜魔斗「真面目に真剣に考えてたらいっつのまにか、お前ら二人の話に変わってるんだよおおおお(涙)」

ユウキ「落ち着け」

ティアナ「そうね。落ち着きなさい」(私としては嬉しいことだから)

夜魔斗「ハァ……ハァ、でもこれはクリスマスネタだからカップリングが俺の中で成立してたのがお前らだけだったから、しょうがないんだよ」
(甘い話にしたかったし)


ユウキ「なるほど……本編のほうはちゃんとしろよ」

夜魔斗「ああ。 わかってる……大丈夫だ多分」




夜魔斗&ユウキ&ティアナ「「「では、次も期待せずに待ってたりしてください」」」


ユウキ「日本語変だろ!これ」

夜魔斗「気にするな」

ティアナ「そういえば、最後のほうのユウキとユーノさんのアレってなに?」

夜魔斗&ユウキ「「いずれ、わかるさ」」(ニヤリ)





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